えび‐ごし【海老腰/蝦腰】
エビのように曲がった腰。
えび‐じょう【海老錠/蝦錠】
1 エビのように半円形に曲がった錠。唐櫃(からびつ)や門扉のかんぬきに用いる。えび。 2 南京錠(ナンキンじょう)。
えびす‐うた【夷歌】
1 歌曲の歌いぶりで、粗野な田舎風のもの。ひなぶり。「古今仮名序に貫之の書ける、天の浮橋の—と云ふは則ち連歌なり」〈筑波問答〉 2 狂歌。「おしなべて—大はやり」〈咄・一雅話三笑〉 [補説]古事...
えびす‐ぐさ【夷草/恵比須草】
1 マメ科の一年草。高さ約1.5メートル。葉は羽状複葉で、夏、葉のわきに黄色い花を1、2個つける。さやは細長く、弓形に曲がる。種子はひし形で、漢方で決明子(けつめいし)といい薬用に、また、はぶ茶...
えび‐ぜめ【海老責め/蝦責め】
江戸時代の拷問の一。罪人にあぐらをかかせ、後ろ手に縛り、からだを前に押し曲げて、首と足とがつくまで縄で締めつけるもの。
え‐びつ【絵櫃】
曲げ物の一。飯櫃のような木製の容器に桃・柳・菊などの絵を彩色したもの。3月や9月の節句に草餅(くさもち)・赤飯などを入れた。
えびで‐の‐にんじん【海老手の人参】
朝鮮半島の白頭山に産するチョウセンニンジン。根は飴色をし、曲がっていてエビに似る。
えびら【箙】
1 矢を入れる武具。矢を差す方立(ほうだて)とよぶ箱と、矢をよせかける端手(はたて)とよぶ枠からなる。この左右の端手に緒をつけて腰につける。 2 《1に差す矢の数が24本であることから》連句の形...
えびら【箙】
謡曲。二番目物。世阿弥作。「箙の梅」の故事に基づく。生田川を通った旅僧に、梶原景季(かじわらかげすえ)の霊が修羅道の苦しみのさまを見せる。
エビングハウス【Hermann Ebbinghaus】
[1850〜1909]ドイツの心理学者。記憶を数量的に測定して、忘却曲線を考案、実験心理学の創始者の一人となった。著「記憶について」「心理学要綱」など。