おおえ‐やま【大江山】
京都府北西部、丹波・丹後両地方の境をなす山。標高833メートル。山中に酒呑童子(しゅてんどうじ)が住んだといわれる洞窟(どうくつ)がある。源頼光の鬼退治の地ともされるが、それは京都市西方の老ノ...
おお‐おとし【大落(と)し】
義太夫節で、最も感動的な場面で用いる長い曲節。主音を繰り返し、登場人物が泣きくずれる場面などを盛り上げる。
おおかみ‐はじき【狼弾き】
土葬墓の土饅頭(どまんじゅう)の周囲に、弓なりに曲げた削(そ)ぎ竹の両端を土に差し込んだ垣。狼を弾き脅すという。犬はじき。目はじき。
おおざつま‐ぶし【大薩摩節】
江戸の古浄瑠璃の一。享保年間(1716〜1738)に初世大薩摩主膳太夫(しゅぜんだゆう)が創始。勇壮豪快な曲調で、歌舞伎の荒事(あらごと)の伴奏音楽として用いられた。文政年間(1818〜1829...
おおたにぎょうぶ【大谷刑部】
吉田絃二郎の戯曲。大正14年(1925)発表。
おおつえ‐ぶし【大津絵節】
俗曲。大津絵のこっけいな画題を詠み込んだものだが、替え唄が多い。幕末に流行。
おおでらがっこう【大寺学校】
久保田万太郎の戯曲。4幕。昭和2年(1927)発表。浅草の代用小学校が、明治末期の学制改廃という時代の推移の中で寂れていくようすを描く。
おお‐のり【大乗り】
1 調子が大いに出ること。「—に乗って歌いまくる」 2 (ふつう「大ノリ」と書く)謡曲のリズムの型の一。1音節に1拍をあてるもので、リズム感を強く出させる効果をもつ。舞踊的な場面や、動きを強調す...
おお‐まがり【大曲(が)り】
道や川が大きく曲がっていること。また、曲がっている場所。
おおまがり‐し【大曲市】
⇒大曲