う‐じゅ【迂儒】
書物のことしか知らず、世事に疎い学者。「—諸生の空論、一二外人の邪説を聴き」〈東海散士・佳人之奇遇〉
うた‐じづくし【歌字尽(く)し】
部首の共通した漢字を、覚えやすく歌で示した、江戸時代の書物。内容は、椿(つばき)・榎(えのき)・楸(ひさぎ)・柊(ひいらぎ)・桐(きり)を「春つばき夏はえのきに秋ひさぎ冬はひらぎに同じくはきり」...
うた‐ぞうし【歌草紙】
和歌を集めた本。また、和歌についての書物。歌書(かしょ)。
うた‐まくら【歌枕】
1 和歌に多く詠み込まれる名所・旧跡。 2 和歌に詠み込まれる特殊な語や句。名所・枕詞・序詞など。 3 歌を詠むのに典拠とすべき枕詞・名所などを記した書物。「能因歌枕」など。 [補説]書名別項。→歌枕
うた‐ろんぎ【歌論議】
和歌のよし悪しを論じること。また、それを書き記した書物。
うち‐の‐ごしょどころ【内御書所】
平安時代、天皇の書物を保管した所。承香殿(しょうきょうでん)の東の廂(ひさし)にあった。
うら‐びょうし【裏表紙】
書物の裏側をおおう表紙。
うるし‐はく【漆箔】
1 仏像彫刻などで、漆を塗った上に金箔を押したもの。 2 鳥の子紙に漆を塗ったもの。裁断して漆糸に用いる。 3 漆に染料をまぜて箔にしたもの。書物の装丁の背文字などに使う。
うわ‐がき【上書(き)】
[名](スル) 1 封書・書物・箱などの表面にあて名・表題・名称などを書くこと。また、その文字。表書き。「荷物に—する」 2 コンピューターのファイルや記録メディアにデータを記録する際、もとのデ...
うわ‐づつみ【上包み】
1 物の外側を包むもの。包装。 2 書物の帙(ちつ)。文巻(ふまき)。 3 書状を包む紙。書状の上を、さらに包む白紙。うわまき。