わかち‐がき【分(か)ち書(き)】
1 文や文章をわかりやすくするため、語と語、あるいは文節と文節の間をあけて書くこと。また、その書き方。分別(ぶんべつ)書き方。放ち書き。 2 2行に分けて書くこと。本文の間に注などを書き入れると...
わか・つ【分(か)つ/別つ】
[動タ五(四)] 1 一つのものを離して二つ以上にする。別々にする。分ける。「軍勢を二手に—・つ」 2 (「頒つ」とも書く)それぞれに分けて配る。分配する。「希望者には実費で—・つ」 3 見分け...
わかどうもうしょう【和歌童蒙抄】
平安後期の歌学書。10巻。藤原範兼著。久安元年(1145)ごろの成立か。万葉集以下の諸歌集の歌を、日・月など22項の部類に分けて語釈・出典を記し、さらに雑体・歌の病・歌合判について述べたもの。
わかやえがき【和歌八重垣】
江戸中期の歌学書。7巻。有賀長伯著。元禄13年(1700)刊。和歌の心得・作法・用語などを解説した入門書。
わからず‐や【分(か)らず屋】
物事の道理がわからないこと。わかろうとしないこと。また、その人。「—に手をやく」 [補説]「没分暁漢」とも当てて書く。
わかれ【別れ】
1 別れること。互いに離れて別々になること。別離。「友との—を惜しむ」「—の日を迎える」「—の杯」 2 別離のあいさつ。いとまごい。「故郷に—を告げる」「—の言葉」 3 死に別れ。死別。「永(な...
わかん‐しょ【和漢書】
1 和書と漢籍。 2 図書館の分類で、ローマ字書きの洋書に対して、漢字・仮名書きの本。
わがく‐こうだんしょ【和学講談所】
寛政5年(1793)塙保己一(はなわほきいち)が幕府の公許を得て江戸に設立した学舎。国史・律令を講じ、「群書類従」「武家名目抄」などを編纂(へんさん)。慶応4年(1868)廃止。和学所。
わがたましいはかがやくみずなり【わが魂は輝く水なり】
清水邦夫の戯曲。劇団民芸のために書き下ろした時代劇。昭和55年(1980)「群像」誌に発表。同年2月、宇野重吉の演出により初演。同年、第8回泉鏡花文学賞受賞。
わがとうそう【我が闘争】
《原題、(ドイツ)Mein Kampf》ヒトラーの著書。上巻は1925年、下巻は26年末刊。みずからの世界観・政策などを説くが、全編がゲルマン民族至上主義・反ユダヤ主義・反共産主義で貫かれ、ナチ...