月(つき)が満(み)・ちる
1 満月になる。 2 出産予定の月に達する。臨月になる。「—・ちて無事出産する」
つき‐がわり【月代(わ)り】
1 1か月ごとに交代すること。「—の当番」 2 次の月になること。
つき‐ぎめ【月極め】
1か月を単位として契約などをきめること。「—の駐車場」「—で新聞をとる」
つき‐ぎょうじ【月行事/月行司】
江戸時代、1か月交代で、町内や商人組合などの事務処理をした人。がちぎょうじ。
つき‐ぎり【月切り】
1 ある物事の期間を、1か月または幾月と限って定めること。「—の算用に相納め、地獄極楽の修復料に致すべき事」〈浮・風俗遊仙窟・四〉 2 「月掛かり」に同じ。「これは都の—に隠し置かれし手煎ぢゃ」...
つきぎり‐かご【月切り駕籠】
江戸時代、駕籠を常用する資格のない小身の旗本や諸家の臣などが、願い出により、5か月を期限として駕籠の使用を許されたこと。
つき‐くさ【月草/鴨跖草】
1 ツユクサの別名。名は、花の色がよく染みつくからとも、臼(うす)でついて染料としたからともいう。《季 秋》 2 襲(かさね)の色目の名。表は縹(はなだ)、裏は薄い縹。秋に用いる。
つきくさ‐の【月草の】
[枕]ツユクサの花で染めたものは色があせやすいところから、「うつる」「仮(かり)」「消(け)ぬ」にかかる。「百(もも)に千(ち)に人は言ふとも—うつろふ心我持ためやも」〈万・三〇五九〉
つき‐げ【月毛/鴾毛】
馬の毛色の名。葦毛でやや赤みを帯びて見えるもの。また、その毛色の馬。
つき‐こもり【月隠り/晦】
《月が隠れる意。「つきごもり」とも》月の末日。みそか。つごもり。「同じ年の十二月の—の夕に」〈霊異記・上〉