いた‐び【板碑】
鎌倉時代から江戸初期にかけて盛んに行われた、死者の追善供養のために建てた平たい石の卒塔婆(そとば)。最上部を三角形に作り、その下に深彫りの横線を入れ、仏像・梵字(ぼんじ)、年月日・名前などを刻む...
いた‐ま【板間】
1 床を板敷きにしてある部屋。板の間。 2 板葺(いたぶ)きの屋根の板と板とのすきま。「山の端に入るまで月をながめ見むねやの—もしるしありやと」〈源・手習〉
いたわ・る【労る】
[動ラ五(四)] 1 ㋐弱い立場にある人などに同情の気持ちをもって親切に接する。気を配って大切に世話をする。「病人を—・る」 ㋑労をねぎらう。慰労する。「選手を—・る」 ㋒手当てを加える。養生す...
いちいちいち‐き【一一一忌】
山本有三の忌日。1月11日。
いち‐がつ【一月】
1年の最初の月。正月。いちげつ。むつき。《季 冬》
いちきくしきの【いちき串木野】
鹿児島県西部の市。遠洋漁業の基地。北郊に金・銀を産する串木野鉱山がある。平成17年(2005)10月に串木野市・市来(いちき)町が合併して成立。人口3.1万(2010)。
いち‐げ【一夏】
《「一夏九旬」の略》仏語。僧が寺院にこもって修行をする、陰暦4月16日から7月15日までの90日間。《季 夏》
いち‐げつ【一月】
1 1か月。ひとつき。 2 いちがつ。正月。 3 一輪の月。「数星あひつらなるといへども、—にしかず」〈曽我・一〇〉
一月(いちげつ)往(い)ぬる二月(にげつ)逃(に)げる三月(さんげつ)去(さ)る
正月から三月までは行事が多く、あっという間に過ぎてしまうことを、調子よくいったもの。一月は行く、二月は逃げる、三月は去る。
いちげつ‐さんしゅう【一月三舟】
仏語。一つの月も、止まっている舟、北へ行く舟、南へ行く舟から見るとそれぞれ異なって見えるように、人はそれぞれの立場により仏の教えを異なって受け取るということ。