ほん‐う【本有】
《連声(れんじょう)で「ほんぬ」とも》仏語。 1 本来的な存在。初めから有ること。 2 四有(しう)の一。生まれてから死ぬまでの身。
ほん‐ぬ【本有】
「ほんう」の連声(れんじょう)。
ほん‐ゆう【本有】
[名](スル)生まれながらに備えていること。固有。生得。
み‐ぞ‐う【未曽有】
《「未(いま)だ曽(かつ)て有らず」の意》 1 今までに一度もなかったこと。また、非常に珍しいこと。希有(けう)。みぞうう。「—の大地震」 2 十二分経の一。仏・菩薩(ぼさつ)による奇跡を記した経典。
みん‐ゆう【民有】
民間の所有。私人または私法人の所有。私有。「—林」⇔官有。
む‐う【無有】
無いことと有ること。有無(うむ)。
む‐かう【無何有】
《「何有」は「何か有らむ」と読み、何物もない意。「むがう」とも》自然のままで何の作為もないこと。また、そのような状態。むかゆう。「唯昔の苦行者のように—の砂漠を家としている」〈芥川・侏儒の言葉〉
む‐かゆう【無何有】
「むかう(無何有)」に同じ。
やゆう【也有】
⇒横井也有(よこいやゆう)
ゆう【有】
1 あること。存在。「無から—を生じる」⇔無(む)。 2 持っていること。所有すること。「敵の—に帰する」 3 ⇒存在2 4 数字とともに用いて、さらに、その上また、の意を表す。「十—余年」