ほがら【朗ら】
[形動][文][ナリ]「ほがらか」に同じ。「其間に旁午(ぼうご)する玄鳥(つばくら)の声—に」〈紅葉・金色夜叉〉
ほがら‐か【朗らか】
[形動][文][ナリ] 1 心にこだわりがなく、晴れ晴れとして明るいさま。「—な性格」「—に話す」 2 明るく光るさま。日ざしが明るく、空が晴れわたっているさま。「—な春の日」「姿、秋の月の—に...
ほがら‐ほがら【朗ら朗ら】
[副]朝がしだいに明けて、明るくなっていくさま。「しののめの—と明けゆけばおのが後朝(きぬぎぬ)なるぞ悲しき」〈古今・恋三〉
ろう【朗】
[音]ロウ(ラウ)(呉)(漢) [訓]ほがらか [学習漢字]6年 1 曇りなく澄んで、明るい。「朗月/清朗・晴朗」 2 気持ちが明るく、わだかまりがない。「朗報/明朗」 3 声がはっきりとしてい...
ろう‐えい【朗詠】
[名](スル) 1 詩歌などを、節をつけて声高くうたうこと。吟詠。「人麿の歌を—する」 2 平安中期から流行した歌謡で、漢詩文の一節を朗吟するもの。中世以降、雅楽化された。詞章となる詩歌を収めた...
ろう‐ぎん【朗吟】
[名](スル)声高く詩歌を吟詠すること。「—して、飛過(ひか)す洞庭湖」〈芥川・杜子春〉
ろう‐けい【朗景】
明るく心楽しい眺め。
ろう‐げつ【朗月】
明るく澄み渡った月。「常は—を望み、浦風に嘯(うそぶ)き」〈平家・三〉
ろう‐しょう【朗唱】
[名](スル)声高く歌ったり、詩歌をよみ上げたりすること。「詩を—する」
ろう‐しょう【朗笑】
[名](スル)ほがらかに笑うこと。また、その笑い。「晴れ晴れした気分で—する」