あや‐にく【生憎】
《感動詞「あや」+形容詞「にくし」の語幹から》 [副]意に反して不都合なことが起こるさま。あいにく。「—眼が冴えて昨夕よりは却って寝苦しかった」〈漱石・それから〉
[形動ナリ]目の前の事柄が...
あゆいしょう【脚結抄】
江戸後期の国語文法書。富士谷成章(ふじたになりあきら)著。5巻6冊。安永7年(1778)刊。単語を品詞に分類し、そのうちの助詞・助動詞・接尾語などについて研究したもの。→挿頭抄(かざししょう)
あらき‐りゅう【荒木流】
1 馬術の流派の一。室町末期の荒木元清を祖とする。 2 柔術の流派の一。室町末期の荒木無人斎秀縄(ひでつな)を祖とする。拳法・捕り手・居合・小具足などの術を含む。無人斎流。
アラゴン【Aragón】
スペイン北東部にある自治州。州都はサラゴサ。11世紀前期にアラゴン王国が成立。1479年、カスティーリャ王国と合併してスペイン王国を形成した。ムデハル様式建造物が多く残り、これらの建造物は「アラ...
アラゴン‐じょう【アラゴン城】
《Castello Aragonese》 イタリア南部、プーリア州の都市タラントにある城。東ローマ帝国支配下の10世紀初頭、サラセン人とベネチア共和国の攻撃を防ぐために築かれた要塞に起源する。...
あらの【阿羅野/曠野】
江戸中期の俳諧集。山本荷兮(やまもとかけい)編。3冊。元禄2年(1689)刊。芭蕉をはじめとする発句735句と、歌仙10巻を収める。芭蕉晩年の特徴である「軽み」の兆しがみられる。俳諧七部集の一。...
アラブ‐の‐はる【アラブの春】
2010年12月にチュニジアで起きた民主化運動(ジャスミン革命)を発端として、北アフリカ・中東のアラブ諸国に波及した民主化要求運動。2011年1月にはエジプトで大規模なデモが発生し、約30年にわ...
アラン‐しょとう【アラン諸島】
《Aran Islands》アイルランド西部、ゴールウエー湾にある諸島。イニシュモア島、イニシュマーン島、イニシィア島の3島からなる。ケルト文化を色濃く残す地として知られ、今もゲール語が話される...
アランヤプラテート【Aranyaprathet】
タイ南東部の町。カンボジアとの国境に近い。かつて交易の拠点として栄えたが、カンボジア内乱期にはタイへの難民の中継地となり、国連やNGOの活動拠点が置かれた。内乱終結後は、カンボジアの町ポイペトの...
ありま‐りゅう【有馬流】
剣術の流派の一。室町末期に有馬乾信(もとのぶ)が興したといわれる。有馬神道流。