き‐の‐め【木の芽】
1 樹木の新芽。このめ。《季 春》 2 サンショウの若芽。
きのめ‐あえ【木の芽和え】
サンショウの若芽をすりつぶしてまぜた白味噌で貝・イカ・ウド・竹の子などをあえた料理。このめあえ。《季 春》
きのめ‐だち【木の芽立ち】
春、木の芽が出るころ。
きのめ‐づけ【木の芽漬(け)】
アケビやサンショウの若芽を塩漬けにしたもの。京都鞍馬の名物であった。このめづけ。《季 春》
きのめ‐でんがく【木の芽田楽】
サンショウの若芽をすり込んだ味噌を豆腐に塗って焼いた料理。おでん。《季 春》
きのめ‐とうげ【木ノ芽峠】
福井県の敦賀市と南越前町の境にある峠。標高628メートル。古来、近畿と北陸を結ぶ交通の要地。
きのめ‐やき【木の芽焼(き)】
1 サンショウの若芽をたたいてみりん醤油に入れ、焼き魚にかけながら焼いた料理。 2 サンショウの若芽をみじん切りにして卵白に入れ、薄塩の焼き魚に塗ってあぶった料理。
こ‐の‐め【木の芽】
1 春にもえ出る木の新芽。きのめ。《季 春》「あけぼのの白き雨ふる—かな/草城」 2 サンショウの芽。きのめ。
このめ‐あえ【木の芽和え】
「きのめあえ」に同じ。
このめ‐づき【木の芽月】
《木の芽の出る月の意》陰暦2月の異称。