コットン【cotton】
1 綿。綿花。 2 木綿。綿織物。 3 化粧用の脱脂綿。 4 「コットン紙」の略。
コットン‐し【コットン紙】
洋紙の一種。手ざわりが柔らかく嵩(かさ)があり、書籍用紙などにする。初めは木綿繊維を用いたが、現在は化学パルプなどを原料とする。コットンペーパー。
こつま‐もめん【勝間木綿】
江戸時代、摂津国西成郡勝間村で産した木綿織物。絹のように光沢があり、反物は幅が広い。
こぶく‐めん【小服綿】
僧尼の平服に用いた十徳に似ている木綿の綿入れ。また、一般に綿入れの着物。
こまち‐いと【小町糸】
木綿の手縫い糸。ガス糸を2本より合わせたもので、光沢があり高級木綿を縫うのに使われる。
こんぼう‐し【混紡糸】
混紡にした糸。例えば、木綿と羊毛、綿糸と絹糸をまぜて紡績した糸など。
さき‐おり【裂(き)織(り)/割(き)織(り)】
古い布地を細長く裂いて横糸にし、山苧(やまそ)の渋染めや麻・木綿糸を縦糸にして織った厚手の織物。山野の仕事着や防寒着に用いた。襤褸(ぼろ)織り。さっくり。さっこり。
さ‐しながら【然しながら】
[副]《副詞「さ」+サ変動詞「す」の連用形+副助詞「ながら」から》 1 そっくりそのまま。「—人の心をみくまのの浦の浜木綿(はまゆふ)幾重なるらむ」〈拾遺・恋四〉 2 まるで。さながら。「大空に...
さつま‐がすり【薩摩絣】
紺地に白の絣模様を織り出した平織りの木綿布。染め色の堅牢さが有名。もと琉球で織られ、薩摩を経て売り出された。
さなだ‐ひも【真田紐】
太い木綿糸で平たく厚く織る紐。天正(1573〜1592)のころ、真田昌幸(さなだまさゆき)が刀の柄(つか)を巻くのに用いたところからの名という。真田打ち。