やま‐つつじ【山躑躅】
ツツジ科の半落葉低木。山野に生え、葉は楕円形で両面に毛があり、枝先に集まってつく。初夏、朱赤色か紅紫色の漏斗状の花をつける。多くの変種がある。につつじ。《季 春》
やま‐づと【山苞】
山里からのみやげ。「—に持たせ給へりし紅葉」〈源・賢木〉
やまと【大和】
神奈川県中部の市。相模原台地の東部にあり、東の横浜市との境を境川が流れる。住宅地。南西部は厚木航空基地の一部。人口22.8万(2010)。
やまと‐うち【大和打ち】
板塀などで、横木の内側と外側に板を交互に少し重なり合うようにして打ちつけること。
やまと‐うつぼ【大和靫】
割り竹や籐(とう)で編んだ、毛皮をつけないうつぼ。木で作り、黒く塗ったものもある。
やまと‐おり【大和織(り)】
縦糸に太い木綿糸、横糸に黄麻糸を用いて平織りにした厚地の織物。敷物やかばんの生地などに使用する。
やまと‐かき【大和掻き】
下地窓などの木や竹に蔓(つる)などを巻きつかせること。また、そのもの。
やまと‐がすり【大和絣】
奈良県大和高田市付近で産する木綿の白絣。のちに、紺絣も織るようになった。
やまと‐ぐら【大和鞍/倭鞍】
騎乗用の馬具の一。唐鞍(からくら)の皆具(かいぐ)に対して、和様の鞍の皆具をいう。中心となる鞍橋(くらぼね)は、前輪と後輪(しずわ)の内側にそれぞれ切り込みを設けて居木(いぎ)先をはめこみ、鐙(...
やまと‐じ【大和路】
大和国の道。また、大和国に通じる道。特に、京都五条から伏見・木津を経て奈良に通じる道。
大和地方。