騎乗用の馬具の一。唐鞍 (からくら) の皆具 (かいぐ) に対して、和様の鞍の皆具をいう。中心となる鞍橋 (くらぼね) は、前輪後輪 (しずわ) の内側にそれぞれ切り込みを設けて居木 (いぎ) 先をはめこみ、鐙 (あぶみ) の袋には舌をつけて用いる。下鞍 (したぐら) を2枚重ねにして、装束の汚れをふせぐ障泥 (あおり) を加え、糸尻繋 (しりがい) には総 (ふさ) などをつけて装備し、布手綱 (たづな) 差し縄を合わせて使用するのを特色とする。→唐鞍

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