わかきひのなやみ【若き日の悩み】
藤森成吉の処女長編小説。東京帝大在学中の大正3年(1914)に「波」のタイトルで自費出版し、鈴木三重吉らに認められた。
わか‐ぎ【若木】
1 生えてからまだ年数のたっていない木。 2 正月の飾りにする割り木。
わかぎ‐むかえ【若木迎え】
正月または小正月の薪や新木(にゅうぎ)に用いる木を山から切って来る行事。正月2日から11日までに初山入りを兼ねて行う所が多い。
わかくるす‐ばら【若栗栖原】
クリの若木が多く生えている原。「引田(ひけた)の—若くへに率寝てましもの老いにけるかも」〈記・下・歌謡〉
わかたけ‐じる【若竹汁】
春の新ワカメとタケノコのすまし汁。木の芽を添える。
わか‐だち【若立ち】
春、草木の切り株や根株から若芽の出ること。また、その若芽。わかばえ。ひこばえ。「年ははや月なみかけて越えにけりむべ摘みはへししばの—」〈山家集・下〉
わか‐だ・つ【若立つ】
[動タ四]若芽や若枝が出る。「桃の木の—・ちて」〈枕・一四四〉
わかな【若菜】
源氏物語第34・35巻の巻名。上・下に分ける。光源氏39歳から47歳。女三の宮の光源氏への降嫁、明石女御の皇子出産、柏木と女三の宮との事件などを描く。
狂言。和泉流。果報者が仲間と野遊びに出...
わか‐なえ【若苗】
1 生えたばかりの草木の苗。 2 稲の若い苗。早苗。 3 「若苗色」の略。
わか‐ば【若葉】
生え出て間のない草木の葉。《季 夏》「不二ひとつうづみ残して—かな/蕪村」