さん‐だい【三大】
仏語。体大・相大・用大(ゆうだい)の称。人間の心の本体・すがた(相)・作用が、本来は広大無辺であることをいう。大乗起信論は、心の実体である真如を体大、その真如が無量の徳を備えることを相大、真如が...
さんだい‐そくぜ【三諦即是】
仏語。空・仮(け)・中の三諦は本来一体のものであるということ。三諦円融。
さん‐でん【散田】
1 平安時代、荒廃田・損田など、本来の姿を失った田地。 2 荘園領主直属の田地。作人に請作(うけさく)させて地子(じし)をとった。 3 近世、農民の死亡・逃散(ちょうさん)、または没収などによっ...
さんにんのり‐じてんしゃ【三人乗り自転車】
大人一人が、幼児二人を乗せることのできる自転車。ふつう、ハンドル上部と後輪上部に一つずつ幼児用の座席を供える。幼児二人同乗用自転車。 [補説]本来、自転車は二人乗りが禁止されており、16歳以上の...
さんまや【三摩耶/三昧耶】
《(梵)samayaの音写。約・時・却などと訳す》仏語。 1 漠然とした、時。ある時。さまや。 2 衆生(しゅじょう)を誘って悟りの世界へ導こうとする、その時。さまや。 3 密教で、仏の本誓(ほ...
さんれん‐おんぷ【三連音符】
本来二等分・四等分すべきところを三等分した音符。三連符。
ざ
「さ」の濁音。歯茎の有声破擦子音[dz]と母音[a]とからなる音節。[dza] [補説]清音「さ」に対する濁音としては、本来、歯茎の有声摩擦子音[z]と母音[a]とからなる音節[za]が相当する...
ざいちょう‐かんにん【在庁官人】
平安中期から鎌倉時代、現地の国衙で実務を行った介(すけ)以下の役人。本来は在庁と官人からなるが、のち区別がなくなり、在庁と略称されるようになった。
ざつ‐じ【雑事】
本来の仕事以外のいろいろな用事。取るに足らない雑多な事柄。
ざつ‐み【雑味】
飲食物のなかに入りまじって、本来の味を損なう味。特に、日本酒の味にいう。