ほんちょうぞくもんずい【本朝続文粋】
平安末期の漢詩文集。13巻。編者未詳。保延6年(1140)以後成立。「本朝文粋」に倣い、そのあとを受けて後一条天皇から崇徳天皇に至る約120年間の漢詩文約230編を集録。続本朝文粋。
ほんちょうつがん【本朝通鑑】
江戸前期の歴史書。310巻(正編40巻・続編230巻・前編3巻・提要など37巻)。林羅山とその子鵝峰ら編。寛文10年(1670)成立。神代から慶長16年(1611)までの歴史を漢文編年体で記したもの。
ほんちょうどおり【本町通り】
《原題Main Street》ルイスの長編小説。1920年刊。米国中部の田舎町の退嬰(たいえい)的な生活を描く。
ほんちょうにじゅうしこう【本朝廿四孝】
浄瑠璃。時代物。5段。近松半二ほか合作。明和3年(1766)大坂竹本座初演。「甲陽軍鑑」に取材し、中国の二十四孝の故事を配する。廿四孝。
ほんちょうにじゅうふこう【本朝二十不孝】
浮世草子。5巻。井原西鶴作。貞享3年(1686)刊。中国の二十四孝をもじって、日本での親不孝を題材とした20話を集めたもの。
ほんちょうもんずい【本朝文粋】
平安中期の漢詩文集。14巻。藤原明衡(ふじわらのあきひら)撰。康平年間(1058〜1065)の成立か。嵯峨天皇から後一条天皇までの約200年間の漢詩文427編を、「文選(もんぜん)」に倣って39...
ほん‐つや【本通夜】
通夜が2、3夜に及ぶ場合、葬送の前夜の通夜。→仮通夜
ほん‐つりがね【本釣(り)鐘】
歌舞伎下座音楽の一。小形の釣鐘を撞木(しゅもく)で打つ鳴り物。また、その楽器。時刻を知らせるほか、すごみのある感じを表す。本釣り。
ほん‐づくり【本造り】
原料・材料を吟味し、手間をかけて造ること。また、その品。「—の清酒」
ほん‐て【本手】
1 本来の腕前。持ち前の技量。 2 修業を積んだ腕前であること。また、その腕前。くろうと。「—の将棋指し」 3 囲碁・将棋などの勝負事で、その局面での本筋の手。「ここでは歩(ふ)をつくのが—だ」...