ふで‐いっぽん【筆一本】
文章を書くことだけで生計を立てること。「—で妻子を養う」
ふへん‐しほん【不変資本】
投下された貨幣資本のうち、生産手段に転化された資本。可変資本に対して、生産過程において価値を変化させずに生産物に移転するのでいわれる。
ふゆのほん【冬の本】
松浦寿輝の詩集。昭和62年(1987)刊。第18回高見順賞受賞。
ふる‐ほん【古本】
《「ふるぼん」とも》 1 読み古した本。一度他人の所有となった本。⇔新本(しんぽん)。 2 刊行されて時を経た本。古書。こほん。
ふん‐ぽん【粉本】
1 《昔、胡粉(ごふん)を用いて下絵を描き、のち墨を施したところから》東洋画で、下書きのこと。 2 後日の研究や制作の参考とするために模写した絵画。 3 絵・文章などの手本とするもの。
ぶきょうのにほん【武侠の日本】
押川春浪の少年向け冒険小説。明治35年(1902)刊。明治33年(1900)刊の「海底軍艦」の続編。
ブラいっぽん【腕一本】
《ブラはフランス語で腕の意のbrasから》洋画家、藤田嗣治の随筆集。昭和11年(1936)刊行。エコール‐ド‐パリの交友関係などを語る。
ぶんこ‐ぼん【文庫本】
文庫判の出版物。元来は、安価で普及を目的としたもの。
へいほうのしょ【平方の書】
《(イタリア)Liber quadratorum》中世イタリアの数学者、フィボナッチ(ピサのレオナルド)の著作。1225年刊。平方数の本。
へいわ‐ぼん【平話本】
中国で宋・元代に、講釈師の語り口(白話)で書かれた通俗歴史小説。評話。