しゅ‐がさ【朱傘】
地紙を朱色に染めた長柄の差し傘。戸外の法会や儀式などで、導師などに後ろから差しかざして日よけ用とする。また、室町時代には貴人にも用いた。しゅがらかさ。
しゅ‐がらかさ【朱傘】
「朱傘(しゅがさ)」に同じ。
しゅ‐がん【朱顔】
赤い顔。赤ら顔。
しゅ‐き【朱器】
1 朱塗りの器具。 2 藤原氏の重宝。藤原冬嗣(ふゆつぐ)以来、代々の氏(うじ)の長者に相伝された器類。朱器台盤。
しゅ‐けん【朱圏】
文字のわきに朱墨でつけた圏点。
しゅ‐さん【朱三】
「重三(じゅうさん)」に同じ。「三四の目をば重三、重四とこそ言ふべきに、—、朱四と言ふことはいかに」〈平治・上〉
しゅ‐ざ【朱座】
中世から近世、朱や朱墨などの製造・販売を独占する特権をもった商人の座。
しゅ‐ざや【朱鞘】
刀のさやの朱塗りのもの。
しゅ‐し【朱四】
「重四(じゅうし)」に同じ。
しゅし‐がく【朱子学】
中国、南宋の朱熹が大成した新しい儒学。理気説を基本に、人の本性は理であり善であるが、気質の清濁により聖と凡の別があるとし、敬を忘れず行を慎んで外界の事物の理を窮めて知を磨き、人格・学問を完成する...