むらかみ‐し【村上市】
⇒村上
むらかみ‐すいぐん【村上水軍】
中世、瀬戸内海で活躍した海賊衆。能島(のしま)・因島(いんのしま)などを根拠地とした村上氏一族を中心に、室町幕府や有力守護大名から海上警固を命じられるなどして勢威をふるった。
むらかみ‐ついしゅ【村上堆朱】
村上市から産する漆器。木彫りの素地(きじ)に漆を塗り、堆朱・堆黒などに似せたもの。
むらかみ‐ひでとし【村上英俊】
[1811〜1890]幕末・明治前期のフランス語学者。下野(しもつけ)の生まれ。独学でフランス語を修得し、幕府の蕃書調所、維新後の家塾達理堂で教授・著訳に従事、フランス語研究の先駆的役割を果たし...
むらかみ‐ひら【村上平】
村上市山辺里(さべり)で産する絹の袴地(はかまじ)。山辺里平。
むらかみ‐みのる【村上実】
[1906〜1999]野球監督。兵庫の生まれ。昭和7年(1932)阪急電鉄に入社、プロ野球球団阪急ブレーブス(オリックスの前身)の設立に大きく貢献し、監督も務めた。同25年にはパリーグ理事長に就...
むら‐がえ【村替え】
江戸時代、領地内の村を、他領の村と取り替えたこと。
むら‐ぎみ【村君/漁父/漁翁】
漁民の長。「岩の根にかたおもむきに並み浮きてあはびをかづく海人の—」〈山家集・下〉
むら‐ぎめ【村極め】
室町後期から江戸時代、村民が協議してきめた規約。入会(いりあい)権・水利権や、風俗取り締まりなど村内の秩序維持に関することなどが規定された。村定め。村おきて。
むらぎも
中野重治の長編小説。昭和29年(1954)1月から7月にかけて「群像」誌で連載ののち、単行本刊行。著者の分身的存在である片口安吉が主人公。「歌のわかれ」に続く自伝的作品。