子(こ)は三界(さんがい)の首枷(くびかせ)
親は子を思う心に引かれて、終生自由を束縛されることのたとえ。
ご‐く【五苦】
仏語。 1 人生における五つの苦しみ。 ㋐生(しょう)・老・病・死の四苦に、愛別離苦または犯罪人束縛送獄の苦を加えたもの。 ㋑生老病死苦・愛別離苦・怨憎会(おんぞうえ)苦・求不得(ぐふとく)苦・...
さし‐より【指(し)寄り】
[名]はじめ。最初。 [副]さしあたり。まずもって。「—望む所は、職務以外になんの束縛も受けぬ地位」〈蘆花・思出の記〉
三界(さんがい)の首枷(くびかせ)
1 過去・現在・未来にわたり自由を束縛するもの。また、現世の苦悩のもととなるもの。恩愛の情の類。 2 《「子は三界の首枷」という諺から》子供。「—はみな片付けたりと」〈浮・万金丹・一〉
しき‐かい【色界】
仏語。三界の一。欲界の上、無色界の下にある世界。欲界のように欲や煩悩(ぼんのう)はないが、無色界ほど物質や肉体の束縛から脱却していない世界。色界天。色天。四禅を修めた者の生まれる天界で、初禅天か...
しちり‐けっぱい【七里けっぱい】
「しちりけっかい(七里結界)」の音変化。「我輩は元来(じたい)束縛されるのが嫌いだからね、官員なぞは—だ」〈魯庵・社会百面相〉
しっ‐こく【桎梏】
《「桎」は足かせ、「梏」は手かせの意》人の行動を厳しく制限して自由を束縛するもの。「因襲の—から逃れられない」
してき‐ゆいぶつろん【史的唯物論】
《(ドイツ)historischer Materialismus》マルクス主義の歴史観。歴史の発展の原動力は、社会的生産における物質的生産力とそれに照応する生産関係とからなる社会の経済的構造にあ...
し‐はい【支配】
[名](スル) 1 ある地域や組織に勢力・権力を及ぼして、自分の意のままに動かせる状態に置くこと。「異民族の—から脱する」「諸国を—する」 2 ある要因が人や物事に影響を及ぼして、その考えや行動...
しば・る【縛る】
[動ラ五(四)] 1 縄やひもなどを巻きつけ、一つにまとめて結ぶ。また、動きが取れないようにひもや縄などで巻きつける。結わえる。くくる。「古新聞をひもで—・る」「後ろ手に—・る」 2 自由にでき...