ほうしゃ‐そしき【放射組織】
植物の維管束内を、木部・篩部を貫いて放射方向に水平に走る組織。形成層から作られ、柔細胞からなる。養分の通道などの役をするといわれる。射出髄。
ほう‐しょ【苞苴】
1 わらなどを束ねて、野菜・魚などの食品を包んだもの。つと。あらまき。 2 みやげもの。 3 賄賂(わいろ)。音物(いんもつ)。「人人各私権を張り、—官に行われ」〈久米邦武・米欧回覧実記〉
ほうどう‐せいめい【報道声明】
1 国・機関・個人などが報道向けに出す声明のこと。 2 特に、国連安全保障理事会による問題対応策の一つ。当事国に自制を求めるなど、事態の改善を促す声明を報道向けに発表する。採択には全理事国の合意...
ほう‐びき【宝引き】
室町時代から江戸時代にかけて、正月に行われた福引きの一種。数本の細い縄を束ねて、その中のどれかに橙(だいだい)の果実、または金銭などをつけておき、それを引きあてた者を勝ちとした。辻宝引き。
ほう‐めん【放免】
[名](スル) 1 からだの拘束を解いて自由にすること。刑期を終えた者や、無罪とわかった被疑者・被告人を釈放すること。「無罪—」 2 義務や職務などを解除すること。「幹事役から—される」 3 検...
ほご‐けんそく【保護検束】
旧行政執行法により、警察官が、救護を要すると認められる者を保護するために行った検束。
ほださ・れる【絆される】
[動ラ下一][文]ほださ・る[ラ下二]《動詞「ほだす」の受身の形から》 1 情に引きつけられて、心や行動の自由が縛られる。「けなげな気持ちに—・れる」 2 身体の自由を束縛される。「出仕にまぎれ...
ほだ・す【絆す】
[動サ四] 1 つなぎとめる。〈新撰字鏡〉 2 自由を束縛する。→ほだされる「羇客とかけば、羇は、—・すなり」〈中華若木詩抄・中〉
ほっ‐す【払子】
《唐音》獣毛や麻などを束ねて柄をつけたもの。もとインドで蚊・ハエやちりを払うのに用いたが、のち法具となって、中国の禅宗では僧が説法時に威儀を正すのに用いるようになり、日本でも真宗以外の高僧が用いる。
ほったい‐しょうぞく【法体装束】
僧侶の装束。僧服。