とお‐つ‐ひと【遠つ人】
[枕] 1 遠くにいる人を待つ意から、「松」「松浦(まつら)(=地名)」にかかる。「—松の下道(したぢ)ゆ」〈万・三三二四〉 2 雁(かり)は遠くから来るので、「雁」「猟路(かりぢ)(=地名)」...
とき‐たま【時偶】
[副]ときどき。たまに。「—やって来る」
とき‐どき【時時】
[名]その時その時。時節、時節。「—の花を飾る」 [副] 1 ある時間を置いて、繰り返されるさま。ときおり。「—大阪へ行く」「曇り—雨」 2 まれであるさま。たまに。「—訪ねて来る」 [アク...
時(とき)成(な)・る
その時刻が来る。その時期になる。「その日は立ち騒ぎて、—・りぬれば、今はとて」〈更級〉
時(とき)を待(ま)・つ
1 時機を待つ。好機が来るのを待つ。「—・って旗上げする」 2 死期を待つ。「あさましう沈ませ給ひて、ただ—・つばかりの御有様なり」〈栄花・花山尋ぬる中納言〉
とこよ‐の‐かみ【常世の神】
[連語]常世の国2の神。長寿・富などを授けるとされる。「太秦(うつまさ)は神とも神と聞え来る—を打ち懲(きた)ますも」〈皇極紀・歌謡〉
鶏冠(とさか)に◦来(く)る
怒りでかっとなる。頭(あたま)に来る。
とし‐だま【年玉】
《年の賜物(たまもの)の意》新年を祝って人に贈る物。また、子供や奉公人・出入りの者に与える金品をいう。お年玉。《季 新年》「—のさいそくに来る孫子かな/一茶」
とど‐め・く【轟く】
[動カ四]《「どどめく」とも》 1 音がひびきわたる。とどろく。「いかづちの鳴り—・くをり」〈塵袋〉 2 がやがや騒ぎたてる。「人の音多くして、—・き来る音す」〈宇治拾遺・一〉
と‐の
[連語]《格助詞「と」+格助詞「の」》 1 …という。「明日来る—電話があった」 2 …を相手とする。「家族—対話」