の‐に
[連語]《準体助詞「の」+格助詞「に」》 1 …時に。…場合に。「地震が来る—備えておこう」 2 …のものとして。「儀式用—は不適当だ」
のぼり【上り/登り/昇り】
1 下から上へ、低い所から高い所へ移動すること。また、その道や流れ。「山の—はきつい」「角を曲がると急な—になっている」⇔下り。 2 鉄道の路線や道路で、各線区ごとの終点から起点への方向。また、...
のりかけ‐うま【乗り掛け馬】
乗り掛けに使う駄馬。「向うより来る—の鈴の音」〈滑・膝栗毛・四〉
のんこのしゃあ
のんきで、しゃあしゃあしていること。平気で、ずうずうしいこと。また、その人。「今頃私の宅へ—で遣って来るのも」〈漱石・道草〉
はい【敗】
[名]戦いや試合に負けること。「—を転じて功と為すべし」〈中村訳・西国立志編〉 [接尾]助数詞。試合・勝負事などで、負けた回数を数えるのに用いる。上に来る語によって「ぱい」ともなる。「三勝二...
はい‐ぜん【沛然/霈然】
[ト・タル][文][形動タリ]雨が勢いよく降るさま。「—として驟雨が来る」
はい‐ふく【拝伏】
[名](スル)ひれふすこと。ふしおがむこと。「閣下の像の下に—することが出来る恩沢」〈荷風・ふらんす物語〉
はいり【入り/這入り】
《動詞「はい(入)る」の連用形から》 1 門から家までの所。はいいり。「見にと来る人だにもなしわがやどの—の柳下払へども」〈和泉式部集・上〉 2 やっとはいれるくらい、きわめて狭いこと。「さらで...
はえ‐うち【蠅打ち】
「蠅叩(はえたた)き」に同じ。《季 夏》「—を持って出て来る主かな/虚子」
白刃(はくじん)前(まえ)に交(まじ)われば流矢(りゅうし)を顧(かえり)みず
《「宋書」袁顗伝より》白刃が目の前で交差するような切迫した状況下では、飛んで来る流れ矢をかえりみている余裕などない。大難を前にしては、小難を顧みる余裕のないことのたとえ。