ほう‐しょ【方所/方処】
方向と場所。「我国四周大海、外賊の来る—なし」〈公議所日誌・一二〉
ほく‐ほく
[副](スル) 1 うれしさを隠しきれないさま。「商売繁盛で—している」 2 焼いたりふかしたりした栗・芋などの、あたたかくて、やわらかいさま。ぽくぽく。ほっくり。「—した焼き芋」 3 ゆっくり...
ほね‐ぼそ【骨細】
[名・形動]骨が細いこと。体格がほっそりしてきゃしゃなこと。また、そのさま。⇔骨太。「芝居に出て来る若旦那そのままにきゃしゃで—なのがあり」〈谷崎・春琴抄〉
ほ・る【欲る】
[動ラ四]願い望む。ほしがる。欲する。「夕さればひぐらし来鳴く生駒山越えてそ我(あ)が来る妹が目を—・り」〈万・三五八九〉
ほん【品】
[名] 1 古代の中国で、官人に与えられていた位階。 2 日本で、親王・内親王に与えられた位階。一品から四品まであり、無位の者は無品(むほん)とよばれた。品位(ほんい)。 3 日本で、位階の異...
ほんか‐どり【本歌取り】
和歌・連歌などで、古歌の語句・趣向などを取り入れて作歌すること。新古今時代に盛んに行われた。藤原定家が「苦しくも降り来る雨か三輪(みわ)の崎狭野(さの)の渡りに家もあらなくに」〈万・二六五〉を本...
ほん‐すじ【本筋】
1 本来の筋道。また、正当な道理。「話を—に戻す」「頼むほうからあいさつに来るのが—だ」 2 本来の血統や流派。
ほん‐らい【本来】
(副詞的にも用いる) 1 もともとそうであること。元来。「—の目的を考える」「人間は—感情の動物だ」 2 それが当たり前であること。道理であること。「—向こうからあいさつに来るべきだ」 [用法]...
ぼてい‐ふり【棒手振り】
「ぼてふり」に同じ。「松の内もも立ちで来る—」〈柳多留・一〇〉
まいで・く【参出来】
[動カ変]貴所・貴人のもとにやって来る。参上してくる。「田道間守(たぢまもり)常世に渡り八矛持ち—・こし時」〈万・四一一一〉