ほうじ‐ぐい【牓示杭】
境界に立てた標柱。さかいぐい。
ぼう‐ぐい【棒杙/棒杭】
《「ぼうくい」とも》棒状の木のくい。
みお‐ぐい【澪杙/澪杭】
「澪標(みおつくし)」に同じ。
みず‐ぐい【水杙/水杭】
1 水の勢いをやわらげるために川岸に並べて打った杙。 2 ⇒水尺(みずじゃく)
もえ‐ぐい【燃え杭/燼】
《「もえくい」とも》燃え残りの木。もえさし。
もやい‐ぐい【舫い杭】
船をつなぎとめるための杭。かせ。
やけ‐ぼくい【焼け木杭/焼け棒杭】
「やけぼっくい」に同じ。
やけ‐ぼっくい【焼け木杭/焼け棒杭】
1 焼けた杭。燃えさしの棒杭。 2 「焼け木杭に火が付く」の略。「再三—になった後今はどうやら腐縁とでも云うような間柄になって」〈荷風・腕くらべ〉
らん‐ぐい【乱杭/乱杙】
1 地上や水底に数多く不規則に打ち込んだくい。昔、それに縄を張り巡らして、通行や敵の攻撃の妨げとした。 2 治水・護岸などのために、河岸や海岸の近くに乱立させてある杭。
ろ‐ぐい【櫓杭/艪杭】
和船で、船尾の櫓床(ろどこ)につける小突起。櫓の入れ子をはめて、櫓をこぐときの支点とする。櫓臍(ろべそ)。