まくら‐だち【枕太刀】
「枕刀(まくらがたな)」に同じ。
まくら‐だんご【枕団子】
死者の枕もとに供える団子。
まくら‐づく【枕付く】
[枕]枕をつけて寝る意から「妻屋(つまや)」にかかる。「家に行きていかにか我(あ)がせむ—妻屋さぶしく思ほゆべしも」〈万・七九五〉
まくら‐づくえ【枕机】
死者の枕もとに据えて供物などを載せる机。
枕(まくら)と枕(ま)・く
枕にして寝る。「沖つ波来寄する荒磯(ありそ)をしきたへの—・きて寝(な)せる君かも」〈万・二二二〉
まくら‐どけい【枕時計】
枕もとに置く時計。目覚まし時計など。
まくら‐なおし【枕直し】
産婦の床上げの祝い。普通は産後3週間目。
枕(まくら)に就(つ)・く
床に就く。寝る。「安堵して既に—・かんとする頃」〈染崎延房・近世紀聞〉
まくらのそうし【枕草子】
平安中期の随筆。清少納言作。長保2年(1000)ころの成立とされる。作者が一条天皇の中宮定子(ていし)に仕えていたころの宮仕えの体験などを、日記・類聚(るいじゅう)・随想などの形で記し、人生や自...
まくらのそうし‐えまき【枕草子絵巻】
鎌倉後期の絵巻。1巻。枕草子の一部を繊細な白描で描く。絵・詞書(ことばがき)各七段が現存。