いだ・す【出だす】
[動サ四] 1 内にあるものを外の方へ移す。「帳のうちよりも—・さず、いつき養ふ」〈竹取〉 2 出発させる。「暁に船を—・して」〈土佐〉 3 差し出す。提供する。「宮の、五節(ごせち)—・させ給...
いちぜん‐めし【一膳飯】
1 茶碗1杯だけの飯。盛り切りの飯。 2 死者に供える盛り切りの飯。ふつう他に分与しない意で箸を立てる。枕飯(まくらめし)。
いち‐の‐ところ【一の所】
「一の人」に同じ。「—などに時めく人も、えやすくはあらねど」〈枕・一五七〉
一炊(いっすい)の夢(ゆめ)
「邯鄲(かんたん)の枕(まくら)」に同じ。
一双(いっそう)の玉手(ぎょくしゅ)千人(せんにん)の枕(まくら)
《「円機活法」から》2本の美しい腕が千人の男の枕になる。夜ごとに別の客を迎える遊女の身の上をいう言葉。一双の玉臂(ぎょくひ)千人の枕。
一双(いっそう)の玉臂(ぎょくひ)千人(せんにん)の枕(まくら)
⇒一双の玉手千人の枕
いっぱい‐めし【一杯飯】
1 死者の枕元、または墓前に供える盛り切りの飯。一盛り飯。 2 一膳飯(いちぜんめし)。
いっぽん‐ばな【一本花】
死者の枕元に供える花。ふつう樒(しきみ)を用い、1本だけ立てる。
いつ‐え【五重】
1 衣などを5枚重ねること。また、そのもの。「赤色に桜の—の衣」〈枕・二七八〉 2 「五重の扇」の略。
いつ‐か【何時か】
[副] 1 未来の不定の時を表す。そのうちに。「—お会いしたい」「あの国には—行ってみたい」 2 過去の不定の時を表す。いつぞや。以前。「—来た道」「—読んだ本」 3 時がたつのに気がつかないさ...