き‐どう【軌道】
1 電車などの軌条車両を走らせるための構造物からなる道。道床・枕木(まくらぎ)・レールなどからなる。「市電の—」 2 天体が運行する道筋。「人工衛星の—」 3 物体が運動するときに描く一定の道筋...
きぬ【衣】
1 衣服。着物。ころも。「歯に—着せずものを言う」 2 古代、上半身を包むものの総称。平安時代の装束では、上着と肌着との間に着た衣服。袿(うちき)や衵(あこめ)など。 3 皮膚、動物の羽毛や皮、...
きぬがさ‐やま【衣笠山】
京都市街の北西部にある山。標高201メートル。山麓に金閣寺・等持院・竜安寺などがある。衣掛山。[歌枕]
きのう‐の‐よ【昨日の夜】
昨夜。また、地方により、時代によっては、一昨夜をさす。「昨夜(よべ)も、—も、そがあなたの夜も」〈枕・二九二〉
き‐の‐はし【木の端】
木の切れ端。転じて、取るに足りないもの。「ただ—などのやうに思ひたるこそ、いといとほしけれ」〈枕・七〉
きのまろ‐どの【木の丸殿】
丸太で造った粗末な殿舎。特に、福岡県朝倉市にあった斉明天皇の行宮(あんぐう)のこと。黒木の御所。きのまるどの。[歌枕]「朝倉や—にわれ居(を)れば名のりをしつつ行くは誰(た)が子ぞ」〈新古今・雑中〉
きび‐の‐なかやま【吉備の中山】
岡山市西部にある吉備津神社の後方の山。[歌枕]「まがねふく—帯にせる細谷河の音のさやけさ」〈古今・神遊びの歌〉
きぶね‐がわ【貴船川】
京都市左京区の貴船神社付近を流れ、鞍馬川に合流する川。[歌枕]
き‐まくら【木枕】
木製の箱型の枕。ふつう籾殻(もみがら)などを入れた布の枕をのせて使う。箱枕。《季 夏》
きみ‐が‐きる【君が着る】
[枕]君のかぶる御笠(みかさ)の意から、「三笠(みかさ)」にかかる。「—三笠の山に居る雲の」〈万・二六七五〉