かれ‐さんすい【枯山水】
池や流水を用いず、石と砂で山水の風景を表現する庭園形式。室町時代に伝わった宋・明の水墨画の影響による。竜安寺(りょうあんじ)庭園などが有名。涸山水(こさんすい)。かれせんすい。こせんすい。
かれ‐せんすい【枯山水】
⇒かれさんすい
かれ‐しば【枯れ芝】
枯れた芝。冬枯れの芝。《季 冬》「—を見居れば雨の弾きけり/月斗」
かれ‐すすき【枯れ薄】
枯れたすすき。かれおばな。《季 冬》「うちなびき音こそなけれ—/茅舎」
かれ‐の【枯れ野】
1 草木の枯れはてた野。冬枯れの野原。《季 冬》「遠山に日の当りたる—かな/虚子」 2 襲(かさね)の色目の名。表は黄、裏は薄青または白。冬に用いる。かれのがさね。
かれ‐のこ・る【枯れ残る】
[動ラ五(四)]他の草木が枯れたのに、それだけが枯れずに残る。「—・っている野菊」
かれのしょう【枯野抄】
芥川竜之介の短編小説。大正7年(1918)10月、雑誌「新小説」に発表。松尾芭蕉の臨終に集った弟子たちの心中を描く。
かれ‐は【枯れ葉】
枯れた木の葉や草の葉。《季 冬》「夕照にひらつく磯の—かな/去来」
かれは‐が【枯葉蛾】
1 鱗翅(りんし)目カレハガ科のガ。翅(はね)の開張5〜6センチ。翅は茶褐色で、前翅の外縁にぎざぎざがあり、枯れ葉に似る。幼虫は桃・梅・柳などの葉を食害。 2 カレハガ科のガの総称。翅の形や色が...
かれは‐ざい【枯れ葉剤】
ベトナム戦争で、米軍が密林に大量に散布した除草剤。2,4-D(ジクロロフェノキシ酢酸)と2,4,5-T(トリクロロフェノキシ酢酸)との混合物で、ダイオキシンを含み、奇形児や癌(がん)の多発など多...