うらがれ【末枯】
久保田万太郎の短編小説。大正6年(1917)「新小説」誌に発表。落魄(らくはく)していく下町の芸人たちの生活を哀感を込めて描く。続編に、大正7年発表の「老犬」(のち「続末枯」に改題)がある。
えい‐こ【栄枯】
1 草木の茂ることと枯れること。 2 栄えることと衰えること。盛衰。「—常なし」
かん‐こ【乾枯】
人の言説などが味わいに欠けること。「理屈っぽくて—に過ぎる」
こ【枯】
[常用漢字] [音]コ(漢) [訓]かれる からす 1 草木がかれる。ひからびる。「枯槁(ここう)・枯骨・枯死・枯草」 2 (「涸」の代用字)水がかれて無くなる。「枯渇」 3 おちぶれる。衰える...
そう‐こ【蒼古/蒼枯】
[ト・タル][文][形動タリ]古めかしい中に深い趣のあるさま。「苔むして—とした石仏群」
へん‐こ【偏枯】
[名・形動ナリ] 1 半身不随であること。 2 一方にかたよって融通がきかないこと。また、そのさま。「若し理学を以て之を命ずるときは、則気象—」〈童子問・中〉
やぶ‐がらし【藪枯】
ブドウ科の蔓性(つるせい)の多年草。空き地などに生え、よく伸びて分枝し、巻きひげがあり、他の植物を覆って枯らすことがある。葉は卵形の5枚の小葉からなる鳥足状の複葉で、互生。夏、淡緑色の小花を多数...