むし‐ぶんれつ【無糸分裂】
細胞分裂の際に核の中に紡錘体や染色体などが形成されることなく、核が単純にくびれて2分裂される分裂法。有糸分裂に対していい、変性した細胞の退行現象とされる。直接分裂。
むしんしゅうてき‐しゅっしょうぜんいでんがくてきけんさ【無侵襲的出生前遺伝学的検査】
妊婦の血液を用いて、ダウン症など胎児の染色体異常を調べる出生前診断。日本では平成25年(2013)4月から臨床研究として始まった。母体血を用いた新しい出生前遺伝学的検査。NIPT(non-inv...
めいしや‐ほう【明視野法】
顕微鏡で、試料を透過した光で観察する方法。対物レンズに背景光が入るため、視野全体は明るい。試料を染色して観察する場合に用いられる。明視野観察法。明視野検鏡。→暗視野法
メチルバイオレット【(ドイツ)Methylviolett】
紫色の塩基性染料の一。結晶は光沢のある緑色。水・エチルアルコールに溶け、紫色となる。繊維のほか紙・皮革・木材などの染色や、インク・タイプライターリボンなどに用いる。
メチレン‐ブルー【methylene blue】
塩基性染料の一。ブロンズのような光沢のある暗緑色の結晶。水・エタノールに溶けて青色となる。還元されると無色、酸化されると青色になるため、酸化還元指示薬に利用。また、生体染色や殺菌剤に用いる。
めんえき‐せんしょく【免疫染色】
抗体が特定の抗原を認識して反応する特異性を利用し、抗原を可視化する手法の総称。抗体に放射性同位体や蛍光色素を標識として結合させ、抗原抗体反応を調べる方法が知られる。抗体染色。
モルガン【morgan】
染色体上での遺伝子間の距離を表す単位。二つの遺伝子座の間で1回の減数分裂当たり、染色体の交差が平均1回起こる距離を1モルガンとする。この単位だと大きすぎるため、ふつうそれを100分の1にしたセン...
ヤヌス‐グリーン【janus green】
ミトコンドリアを青緑色に染色する染色液の一。化学式 C30H31N6Cl
ゆうし‐ぶんれつ【有糸分裂】
真核生物で一般的にみられる核分裂の様式。細胞分裂の際に、核の中に染色体・紡錘体などの糸状構造が形成されて行われるところから、無糸分裂に対していう。体細胞分裂と、減数分裂とがある。間接核分裂。
ようすい‐けんさ【羊水検査】
羊水に含まれる胎児の細胞を採取し、染色体に異常がないかどうかを調べること。35歳以上の高齢出産の妊婦、兄弟や第一子に染色体異常がみられるハイリスク妊婦などを対象に行われている。趣旨をよく理解した...