いけい‐ぶんれつ【異型分裂】
生殖細胞の形成のとき、2回続けて起こる核分裂のうち、相同染色体が分離し、染色体数が半減するほうの分裂。1回目の分裂に起こることが多く、体細胞分裂と著しく異なるのでいう。
いすう‐せい【異数性】
生物の種によって決まっている染色体数が、整数倍より1または数個増減している現象。
いすう‐たい【異数体】
一対ずつ存在する常染色体が、不分離や欠失・倍加によって1ないし数個増減している個体。
いそうさ‐けんびきょう【位相差顕微鏡】
無色透明な物体の部分的な厚さや屈折率の大小によって透過光に生ずる位相差を、位相板というフィルターを使って明暗の差に変えて見えるようにした顕微鏡。生きたままの細胞が染色せずに観察できる。1935年...
いた‐じめ【板締(め)】
染色法の一。文様を彫った薄板2枚の間に縮緬(ちりめん)その他の絹織物を挟んで固く締め、文様を白く染め抜いたもの。纐纈(こうけち)・夾纈(きょうけち)の類。いたじめしぼり。
いたじめ‐がみ【板締(め)紙】
2枚の板の間に折りたたんだ和紙を挟んで固く締め付け、染色したもの。板の形や紙の折り方により、さまざまな幾何学模様となる。
いちらく‐おり【一楽織(り)】
1 縦・横とも染色した糸で綾織りにした絹織物。一楽編みに似ているのでこの名がある。綾糸織り。 2 ⇒一楽編み
いでん‐し【遺伝子】
1 遺伝形質を規定する因子。本体はふつうDNA(デオキシリボ核酸)で、染色体上のある長さをもつ特定の区画をいう。遺伝因子。ゲン。ジーン。 2 「DNA2」に同じ。「名人と呼ばれた先代の—を受け継ぐ」
いでんし‐けんさ【遺伝子検査】
《「DNA検査」とも》 1 病気に関係する遺伝子を特定するためにDNA・染色体・代謝産物などを分析すること。→遺伝子診断 2 食品に特定の遺伝子が含まれているかどうかを分析する検査。産地・原材料...
いでんし‐ざ【遺伝子座】
染色体やゲノム上における、それぞれの遺伝子が占める位置。遺伝子以外のDNA配列の位置は座位とよばれる。ローカス。