たづな‐ぞめ【手綱染（め）】
《馬の手綱に多くあるところから》白布に幅3センチくらいの斜めの筋を、紫・浅葱(あさぎ)・紅などでだんだらに染め出したもの。だんだら染め。
だて‐ぞめ【伊達染（め）】
はでな色や模様に染めること。また、そのように染めた着物。「わかわかとしたる人なれば、—の着る物に」〈咄・鹿の巻筆・五〉
だん‐ぞめ【段染（め）】
布帛(ふはく)や糸を種々の色で横段に染めること。また、染めたもの。だんだら染め。
だんだら‐ぞめ【段だら染（め）】
⇒段染め
ち‐ぞめ【血染（め）】
血で赤く染まること。「—の鉢巻き」
ちゃ‐ぞめ【茶染（め）】
茶色に染めること。また、茶色に染めた布。
ちゃや‐ぞめ【茶屋染（め）】
麻地に藍を主色とし、糊置(のりお)きの方法を用いて、花鳥・山水などを表す模様染め。寛永（1624〜1644）ごろに始められたといわれ、武家女性が夏の帷子(かたびら)に用いた。
ちゅう‐せん【注染】
型紙を用いて防染糊(のり)をつけた布を重ね、染料を注いで下から吸い取って染める技法。手ぬぐいや浴衣などを染めるのに使われる。
ちょうじ‐ぞめ【丁子染（め）】
チョウジのつぼみの煮汁で染めた染め物。香染めのやや色の濃いもの。また、その色。
ちょくせつ‐かんせん【直接感染】
⇒接触感染
