はしら‐たいまつ【柱松明/柱炬火】
1 「柱松(はしらまつ)1」に同じ。 2 3月15日、京都市嵯峨の清涼寺釈迦堂で、大きなたいまつを燃して行う涅槃会(ねはんえ)の行事。御松明(おたいまつ)。
はしら‐だて【柱立て/柱建て】
家屋の建築で、初めて柱を立てること。また、その祝いの儀式。「新しく建増した—のまま、筵(むしろ)がこいにしたのもあり」〈鏡花・眉かくしの霊〉 「今日吉日の—」〈浄・出世景清〉
はしら‐どけい【柱時計】
柱や壁に掛けておく時計。掛け時計。
はしら‐ぬき【柱貫】
柱の頭部を横に貫く材。頭貫(かしらぬき)。
はしら‐びき【柱引き】
船の帆柱を起こしたり倒したりするために用いる綱。引き手。先手(さきて)。
はしら‐ま【柱間】
柱と柱との間隔。また、その空間。
はしら‐まつ【柱松】
1 一端を地中に埋めて庭上に立てて用いるたいまつ。はしらたいまつ。たちあかし。たてあかし。 2 盆の火焚き行事の一。柱の上に柴などをとりつけておき、下から小さいたいまつを投げて点火させる。投げた...
はしら‐もち【柱餅】
長崎地方で、暮れの餅つきのときに、最後の一臼(うす)の餅を家の柱に打ちつけておき、正月15日、左義長(さぎちょう)の火にあぶって食べる風習。
はしら‐よせ【柱寄せ】
柱に寄せ添えた長い材。柱と格子や妻戸とのすきまをふさいだり、蔀戸(しとみど)・遣戸(やりど)などの戸当たりとしたもの。
はしら‐わり【柱割(り)】
建物を建てるとき、柱の間隔・配置・寸法などを決めること。