か‐りゅう【花柳】
1 花と柳。花の紅と柳の緑。 2 《「花街柳巷(りゅうこう)」の略》芸者や遊女。また、遊里・遊郭。
かわ‐やなぎ【川柳】
1 川のほとりにある柳。ふつうネコヤナギをいう。かわやぎ。 2 ヤナギ科の落葉低木または小高木。葉は互生し、細長い楕円形もしくは披針形で裏が白い。雌雄異株。早春、葉より先に黄白色の花が穂状に咲く...
きしのやなぎ【岸の柳】
長唄。杵屋梅彦作詞、3世杵屋正次郎作曲。明治6年(1873)発表。隅田川・柳橋・本所あたりの江戸情緒と夏の風物を描いたもの。
ぎょ‐りゅう【御柳】
ギョリュウ科の落葉小高木。多くの細い枝を出し、繊細な葉を密生する。春と夏の2回、淡紅色の小花が群生して咲く。中国の原産で、日本に寛保年間(1741〜1744)に渡来。庭木などにする。檉柳(ていり...
ぎょりゅう【御柳】
《原題、(イタリア)Myricae》イタリアの詩人、パスコリの処女詩集。1891年、友人の結婚祝いとして制作された。増補改訂を経て、1903年に決定版を刊行。「ミリーチェ」ともいう。
くま‐やなぎ【熊柳】
クロウメモドキ科の蔓性(つるせい)の落葉低木。葉は卵形でつやがある。夏、白色の小花を群生。実はアズキ大で、熟すと黒色。
けしょう‐やなぎ【化粧柳】
ヤナギ科の落葉高木。高さ約15メートル。幼樹の枝や葉は白蝋(はくろう)に覆われて白く、化粧したように見える。北海道の十勝・日高および長野県上高地、シベリア東部、朝鮮半島北部に分布。
こごめ‐やなぎ【小米柳】
ユキヤナギの別名。
こ‐せんりゅう【古川柳】
江戸時代、初世柄井川柳(からいせんりゅう)によって確立された川柳。明治後期に復興された新川柳に対していう。
こり‐やなぎ【行李柳】
ヤナギ科の落葉低木。水辺に栽培される。雌雄異株。春、葉の出る前に、黒みを帯びた雄花、白毛を密生した雌花を穂状につける。枝で柳行李(やなぎごうり)を編む。こぶやなぎ。