き【城/柵】
敵などを防ぐために垣をめぐらした所。とりで。しろ。「筑紫の国は敵(あた)守るおさへの—そと」〈万・四三三一〉
き‐の‐へ【柵の戸】
上代、蝦夷(えぞ)に備えて陸奥・出羽・越後に設けた城柵(じょうさく)に配置した民戸。
さく【柵】
1 丸太などを間隔を置いて立て、それに横木を渡してつくった囲い。「—を巡らす」 2 木を立て並べてつくった小規模の防壁。とりで。
さく【柵】
[常用漢字] [音]サク(漢) [訓]しがらみ とりで 1 木や竹などで編んだ垣根。「竹柵・鉄柵」 2 とりで。「城柵」
さく‐いたべい【柵板塀】
柵の裏に板を張った塀。
さく‐ごえ【柵越え】
柵を越えること。特に野球で、打球が外野と観客席の間の柵を越えてホームランになること。オーバーフェンス。
さくじょう‐そしき【柵状組織】
葉の上面の表皮のすぐ内側にあり、細長い細胞が縦に密に接して並んだ組織。多量の葉緑素を含み、最も盛んに光合成を行う。
さく‐もん【柵門】
城柵の入り口の門。
しがらみ
中村憲吉の第3歌集。大正13年(1924)刊。
しがらみ【柵/笧】
《動詞「しがら(柵)む」の連用形から》 1 水流をせき止めるために、川の中にくいを打ち並べて、それに木の枝や竹などを横に結びつけたもの。 2 引き留め、まとわりつくもの。じゃまをするもの。「世間...