あま‐がき【甘柿】
木になっているままで甘くなる柿。御所柿・富有柿など。《季 秋》
あまぐり‐ひがき【雨栗日柿】
雨の多い年はクリがよく実り、日照りの多い年はカキがよく実るということ。あめぐりひがき。
あらい‐がき【洗い柿】
染め色の名。薄い柿色。薄柑子(うすこうじ)。
あわし‐がき【淡し柿/醂し柿】
渋を抜いた柿。さわしがき。
あわせがき【合柿】
狂言。宇治の柿売りが、都の者に渋柿を甘柿といって売りつけるが、食べてみろといわれて、渋そうな顔をして食い、なぐられる。
あわせ‐がき【淡せ柿/醂せ柿/合(わ)せ柿】
「あわしがき」に同じ。
あんぽ‐がき【あんぽ柿】
干し柿の一種で、果肉が完全に乾ききらない生干しの状態のもの。大粒で柔らかく甘い。
うす‐がき【薄柿】
柿渋で染めた薄い赤茶色。薄柿色。また、その色をした帷子(かたびら)。「川風や—着たる夕涼み/芭蕉」〈卯辰集〉
うみ‐がき【熟み柿】
熟した柿の実。じゅくし。
えだ‐がき【枝柿】
1 枝のついた柿の実。 2 枝つきの渋柿の皮をむき、日に干したもの。つるし柿。