くりは‐らん【栗葉蘭】
ウラボシ科の常緑、多年生のシダ。関東以西の山地の湿った林下に生える。茎は太い針金状で暗褐色の鱗片(りんぺん)があり、大きな葉をまばらに出す。葉は長楕円形。
くり‐ぶち【栗駁】
馬の毛色の名。栗毛のぶちのあるもの。くりげぶち。
くり‐まんじゅう【栗饅頭】
栗あん、または蜜漬けの栗をまぜた白あんを皮で包み、上面に卵黄を塗ってつやよく焼き上げた和菓子。《季 秋》
くり‐むし【栗虫】
クリシギゾウムシの幼虫。栗の害虫。《季 秋》
くり‐むしようかん【栗蒸(し)羊羹】
和菓子の一。甘く煮た栗を入れた蒸し羊羹。
くり‐めいげつ【栗名月】
《この夜の月見に栗を供えたところから》陰暦9月13日夜の月。のちの月。《季 秋》→豆名月 →芋名月
くり‐めし【栗飯】
栗を入れて炊いた飯。栗の飯。《季 秋》「—のまったき栗にめぐりあふ/草城」
くりもと【栗本】
姓氏の一。 [補説]「栗本」姓の人物栗本薫(くりもとかおる)栗本鋤雲(くりもとじょうん)
くりもと‐は【栗本派】
幸阿弥6代長清の子、栗本幸阿弥を祖とする蒔絵(まきえ)の一派。→幸阿弥派
くりやき【栗焼】
狂言。主人の命令で栗を焼いていた太郎冠者が、みな食べてしまい、苦しまぎれに竈(かまど)の神に進上したといってごまかす。