くりもと‐かおる【栗本薫】
[1953〜2009]小説家・文芸評論家。東京の生まれ。本名、今岡純代(すみよ)。評論家としての名義は中島梓(あずさ)。ミステリー・SF・ファンタジー執筆など幅広く活躍。「ぼくらの時代」で江戸川...
くりもと‐じょうん【栗本鋤雲】
[1822〜1897]旧幕臣・新聞記者。江戸の人。名は鯤(こん)。別号、匏庵(ほうあん)。外国奉行として幕末外交に活躍。のち、郵便報知新聞の編集主任。著「匏庵遺稿」。
くりもと‐は【栗本派】
幸阿弥6代長清の子、栗本幸阿弥を祖とする蒔絵(まきえ)の一派。→幸阿弥派
くりやき【栗焼】
狂言。主人の命令で栗を焼いていた太郎冠者が、みな食べてしまい、苦しまぎれに竈(かまど)の神に進上したといってごまかす。
くりやま【栗山】
姓氏の一。 [補説]「栗山」姓の人物栗山潜鋒(くりやませんぽう)栗山大膳(くりやまだいぜん)
くりやま‐せんぽう【栗山潜鋒】
[1671〜1706]江戸中期の儒学者。山城の人。名は愿。山崎闇斎の門下。徳川光圀に招かれ、「大日本史」の編纂に従事。著「保建大記」「倭史後編」など。
くりやま‐だいぜん【栗山大膳】
[1591〜1652]江戸前期の筑前福岡藩の家老。名は利章。藩主黒田忠之の行状をいさめたが聞き入れられず、幕府に出訴。黒田騒動の主人公として、講談・芝居などに脚色されている。
くり‐ようかん【栗羊羹】
小豆の練り羊羹の中に、蜜煮の栗を散らして入れたもの。また、裏ごしした栗あんだけで作った羊羹。《季 秋》
くるすの【栗栖野】
山城国宇治郡山科村(今の京都市山科区)の地名。稲荷山の東麓にあたる。 京都市北区の鷹峰(たかがみね)の東、西賀茂のあたりにあった地名。[歌枕]「春も見る氷室のわたり気を寒みこや—の雪のむら消...
くるす‐ばら【栗栖原】
栗の木が多く生えている原。「引田(ひけた)の若—若くへに率寝(ゐね)てましもの老いにけるかも」〈記・下・歌謡〉