わらび【蕨】
1 コバノイシカグマ科の多年生のシダ。草原など日当たりのよい所に生え、高さ約1メートル。葉は3回羽状に裂け、羽片の裏面の縁に胞子嚢(ほうしのう)群をつけ、冬には枯れる。春のこぶし状に丸まっている...
わらび‐こ【蕨粉】
ワラビの根茎からとったでんぷん。蕨餅(わらびもち)、蕨のりの材料。
わらび‐で【蕨手】
《「わらびて」とも》 1 若葉がまだ開かず先がこぶしのように巻いている早蕨(さわらび)。 2 早蕨のような先端が巻き込んだ形の意匠。刀の柄(つか)や高欄、神輿(みこし)の屋根などにみられる。
わらび‐なわ【蕨縄】
ワラビの根からでんぷんをとったあとの繊維をなって作った縄。色が黒く、じょうぶで水にも強い。
わら‐ぶき【藁葺き】
わらで屋根をふくこと。また、その屋根。「—の家」「—屋根」
わら‐や【藁屋】
わら屋根の家。また、粗末な家。
わら‐やね【藁屋根】
わらでふいた屋根。
わらん‐べ【童/童部】
《「わらわべ」の音変化》「わらべ」に同じ。「—に還り愚に及ぶ」〈根無草・後〉
わり‐だ・す【割(り)出す】
[動サ五(四)] 1 計算して結果を出す。算出する。「坪単価を—・す」 2 ある根拠に基づいて推論し、結論を導き出す。「遺留品から犯人を—・す」
わり‐ぶしん【割普請】
一つの普請をいくつかに分担して行うこと。「屋根も根太もこりゃ一時に—ぢゃ」〈浄・歌祭文〉