あだし‐よ【徒し世】
はかない世。無常の世。「明日知らぬみ室の岸の根無草何—に生ひ始めけん」〈千載・雑中〉
あだち‐びじゅつかん【足立美術館】
島根県安来(やすぎ)市にある美術館。実業家、足立全康(あだちぜんこう)のコレクションをもとに、昭和45年(1970)開館。横山大観の作品が数多く収められている。日本庭園も名園として有名。
あだ‐な【徒名】
1 男女関係についてのうわさ。浮き名。「—が立つ」 2 事実無根の評判。「急ぎ首取り御分(ごぶん)が—を清めてくれよ」〈浄・主馬判官盛久〉
あ‐だん【阿檀】
タコノキ科の常緑低木。高さ約6メートル。幹の途中から太い支柱根を出す。熱帯性で、沖縄・台湾に自生し、潮風に強い。葉でパナマ帽やかごを、茎で弦楽器の胴を、根でキセルを作る。
アチャラ‐づけ【阿茶羅漬(け)】
《(ポルトガル)acharは野菜・果物の漬物の意》蓮根(れんこん)・大根・蕪(かぶ)などを細かく刻み、唐辛子(とうがらし)を加えて、甘酢で漬けた食品。アジャラづけ。
アチュタラーヤ‐じいん【アチュタラーヤ寺院】
《Achyutaraya Temple》インド南部、カルナータカ州の町ハンピにあるヒンズー教寺院。ビジャヤナガル朝時代盛期の16世紀前半に建立。ティルベンガラナータ寺院ともいう。二重の周壁に囲ま...
アッガメダ‐ぶっきょうそういん【アッガメダ仏教僧院】
《Aggamedha Buddhist Monastery》バングラデシュ南東部の都市コックスバザールにある仏教僧院。12世紀、ミャンマー系のヤカイン族により建立。現在の建物は19世紀に再建され...
あついトタンやねのうえのねこ【熱いトタン屋根の上の猫】
《原題Cat on a Hot Tin Roof》テネシー=ウィリアムズの戯曲。3幕。南部の大農園を舞台に、相続問題を巡る家族の愛憎劇を描く。1955年、ブロードウエー初演。ピュリッツァー賞受賞...
あつ‐じょう【圧条】
木の枝を押し曲げて土に埋め、そこから根が出るのを待って親木から切りはなし、新しい苗木をとる方法。取り木。
あつめ‐じる【集め汁】
大根・牛蒡(ごぼう)などの野菜や豆腐・串鮑(くしあわび)・干し魚など、種々の材料を取り合わせて煮込んだ味噌汁、またはすまし汁。邪気を払うとして5月5日に食べるものとされた。《季 夏》「巻昆布の中...