きり【桐】
1 キリ科の落葉高木。高さ約10メートル。樹皮は灰白色。葉は大形の広卵形で長い柄をもち、対生。5月ごろ、紫色の鐘状の花が円錐状に集まって咲く。実は熟すと殻が裂け、翼をもった種子が出る。材は白く、...
きんもんごさんのきり【金門五山桐】
歌舞伎狂言。時代物。5幕。初世並木五瓶(なみきごへい)作。安永7年(1778)大坂角(かど)の芝居初演。盗賊石川五右衛門の話を脚色したもので、南禅寺山門の場がよく上演される。楼門(さんもん)五三桐。
くさ‐ぎり【臭桐】
クサギの別名。
ごさん‐の‐きり【五三の桐】
紋所の名。3枚の桐の葉の上に、桐の花を左右に三つずつ、中央に五つ配したもの。
ごしち‐の‐きり【五七の桐】
紋所の名。3枚の桐の葉の上に、中央に七つ、左右に各五つの桐の花を配したもの。
ご‐とう【梧桐】
《「ごどう」とも》アオギリの別名。《季 夏》「水無月の枯葉相つぐ—かな/石鼎」
さんぼう‐ぎり【三方桐】
たんすなどの前と左右の三方に桐の材を用いること。また、そのたんす。→総桐
さんもんごさんのきり【楼門五三桐】
歌舞伎「金門五山桐(きんもんごさんのきり)」の別名題。
しま‐ぎり【縞桐】
木目が糸のように細かい桐材。糸柾(いとまさ)の桐材。
そう‐ぎり【総桐】
全体を桐材で作ってあること。また、そのもの。三方桐・前桐に対していう。「—の箪笥(たんす)」