さくら‐そう【桜草】
1 サクラソウ科の多年草。低湿地に自生。葉は根際につき、楕円形で、縁が浅く裂けている。初春、花茎を出し、桜の花に似た紅紫色の5弁の花を数個開く。観賞用に栽培され、多くの品種がある。 2 サクラソ...
さくら‐たで【桜蓼】
タデ科の多年草。水辺に生え、高さ50〜70センチ。秋、淡紅色の花を穂状につける。花びらはなく、萼(がく)が花びら状になる。
さくらだ【桜田】
姓氏の一。 [補説]「桜田」姓の人物桜田一郎(さくらだいちろう)桜田治助(さくらだじすけ)桜田常久(さくらだつねひさ)
さくら‐だい【桜鯛】
1 桜の花が盛りのころ、産卵のため内湾の浅瀬に群集するタイ。瀬戸内海沿岸で特にいう。花見鯛。《季 春》「俎板(まないた)に鱗(うろこ)ちりしく—/子規」 2 スズキ目ハタ科の海水魚。全長約20セ...
さくらだ‐どおり【桜田通り】
国道1号線の、東京都千代田区霞が関と品川区西五反田の間における呼び名。沿線に中央官庁街・東京タワー・明治学院大学などがある。
さくらだ‐もん【桜田門】
江戸城内郭門の一。江戸時代は内桜田門(桔梗(ききょう)門)と外桜田門との併称、現在は外桜田門のみをいう。 (にあるところから)警視庁、特にその本部のこと。
さくらだもんがい‐の‐へん【桜田門外の変】
安政7年(1860)3月3日、勅許なく安政の仮条約に調印し、安政の大獄などで弾圧を行った大老井伊直弼(いいなおすけ)が、水戸・薩摩(さつま)の浪士らに桜田門外で暗殺された事件。 吉村昭の歴史...
さくら‐づき【桜月】
陰暦3月の異称。《季 春》
さくら‐づくし【桜尽(く)し】
1 図案や模様などに、各種の桜の花を並べたもの。 2 歌や文章の中に、桜の種類を口調よく列挙すること。また、その歌や文章。
さくら‐づけ【桜漬(け)】
1 ヤエザクラの花を塩漬けにしたもの。熱湯を注ぎ、桜湯として飲む。《季 春》「いと軽き石のおもしや—/虚子」 2 ダイコン・カブなどを赤梅酢で漬けたもの。