すい‐ふろ【水風呂】
《茶の湯の道具である「水風炉(すいふろ)」に構造が似るところからという》桶(おけ)の下にかまどを取りつけ浴槽の水を沸かして入る風呂。塩風呂・蒸し風呂などに対していう。すえふろ。「—の釜をぬきたる...
すし‐おけ【鮨桶】
1 鮨飯を作るときに用いる浅い、白木の桶。もと、熟(な)れずしを作る漬け込みの桶。飯台(はんだい)。飯切(はんぎり)。《季 夏》「—を洗へば浅き遊魚かな/蕪村」 2 鮨を並べる円形の平たい器。木...
すな‐ごし【砂漉し】
桶(おけ)などに砂を入れ、それで水を漉して汚れをとること。また、その漉した水。
す‐びつ【炭櫃】
いろり。炉。一説に、角(かく)火鉢の意という。「火桶の火、—などに、手の裏うち返しうち返し」〈枕・二八〉
すみ‐とり【炭取り/炭斗】
炭を小出しにして入れておく容器。炭入れ。炭かご。《季 冬》「—のひさご火桶に並び居る/蕪村」
そう【槽】
[常用漢字] [音]ソウ(サウ)(漢) [訓]ふね おけ 1 家畜の飼料を入れる桶。かいばおけ。「槽櫪(そうれき)/馬槽」 2 水などをためる容器。ふね。おけ。「水槽・浴槽」 3 おけのように中...
そと‐がま【外釜】
釜を風呂桶の外側に取り付けた風呂。⇔内釜。
そと‐せん【外鑯】
桶の外側などを削るのに用いる刃の曲がった鉋(かんな)。⇔内鑯(うちせん)。
蕎麦屋(そばや)の湯桶(ゆとう)
《そば湯を入れる湯桶には四角い胴の角に口がついているところから》人の話にわきから口出しをすること。また、その人。
たが【箍/𥶡】
竹を割き、編んで輪にしたもの。桶(おけ)・樽(たる)などの外側にはめて締めかためるのに用いる。金属製のものもある。