ついかん‐かんせつ【椎間関節】
上下の椎骨を連結する関節。
ついかん‐ばん【椎間板】
脊椎(せきつい)の上下に隣り合う椎体を結合している円板状の軟骨。中央のゼリー状の髄核を線維輪が囲む構造をし、衝撃をやわらげる働きもする。椎間円板。椎間軟骨。
ついかんばん‐ヘルニア【椎間板ヘルニア】
椎間板の髄核が外側へ、多くは背中側へ脱出した状態。脊髄や神経を圧迫するので痛み、腰椎(ようつい)に起こることが多く、ぎっくり腰のかたちで発症することもある。
つい‐きゅう【椎弓】
椎骨の一部で、椎体の両側から後方に出ている橋状の部分。この後面中央に棘(きょく)突起、左右に横突起、上下に各関節突起が出る。
つい‐けい【椎髻】
中国の少数民族にみられる、まげの一種。頭髪を後方に垂らし、先端を槌(つち)のような形にたばねたもの。すいけい。
つい‐こう【椎孔】
椎骨の椎体と椎弓に囲まれた穴。脊柱管を形成し、中を脊髄が通る。
つい‐こつ【椎骨】
脊椎動物の脊柱を構成する一つ一つの骨。椎体と背部の椎弓からなり、その間は椎孔(ついこう)をなす。各椎体は椎間板で連結され、管状となった椎孔の中を脊髄が走る。頸椎(けいつい)・胸椎・腰椎・仙椎(せ...
ついこつ‐どうみゃく【椎骨動脈】
左右の鎖骨下動脈から分岐し、頸椎の左右にある横突孔を通って上行し、頭蓋内に入る動脈。後頭部で合流して1本の脳底動脈となる。小脳や脳幹部に酸素・栄養を供給する。VA(vertebral artery)。
ついこつどうみゃく‐かいり【椎骨動脈解離】
椎骨動脈で起こる動脈解離。
つい‐たい【椎体】
椎骨の主要部で、円柱状の部分。ここから椎弓が出る。