いちや‐けんぎょう【一夜検校】
1 江戸時代、千両の金を官に納めることで、検校の位を授けられた人。 2 急に金持ちになること。また、その人。にわか分限(ぶげん)。「米油、さては唐物(たうもの)薬種の買ひ置き、—になるやうな、ど...
けん‐ぎょう【検校/撿挍】
1 物事を調べただすこと。また、その職。 2 社寺で、事務を監督する職。また、一寺の上位者で衆僧を監督する者。 3 荘園の役人の一。平安・鎌倉時代に置かれた。 4 室町時代以降、盲人に与えられた...
けん‐こう【検校】
調査し考え合わせること。→けんぎょう(検校)
しらぬいけんぎょう【不知火検校】
宇野信夫による新歌舞伎。昭和35年(1960)、森一生監督により映画化。
そう‐けんぎょう【総検校/惣検校】
1 中世、荘園や公領の職名。在地の最高責任者。 2 中世、大寺社におかれた僧職。寺務の全体を総括した。 3 室町時代以降、当道の最高責任者。全国の盲人を統轄した。
よもすがらけんぎょう【夜もすがら検校】
長谷川伸の短編小説。大正13年(1924)、雑誌「新小説」に発表。本作が出世作となった。