えとき‐びくに【絵解き比丘尼】
歌念仏を歌い、地獄・極楽など六道の絵解きをしながら勧進して回った熊野(くまの)比丘尼。のちには、遊女同然となった。歌比丘尼。勧進比丘尼。
おうごん‐の‐はだえ【黄金の膚】
1 仏の三十二相の一。仏の身体の黄金色の肌。 2 極楽に往生した人の肌。
おう‐じょう【往生】
[名](スル) 1 仏語。現世を去って仏の浄土に生まれること。特に、極楽浄土に往(い)って生まれ変わること。 2 死ぬこと。「大—を遂げる」 3 あきらめて、行動などをやめ、おとなしくすること。...
おうじょう‐こう【往生講】
極楽往生を願って阿弥陀仏を念ずる仏事。
おうじょう‐でん【往生伝】
極楽浄土に往生した人々の伝記を集めた書物。「日本往生極楽記」「続本朝往生伝」など。
おん‐じき【飲食】
飲むことと食べること。飲み物と食べ物。いんしょく。「下物は極楽の—乃至(ないし)は北鬱単越(ほくうつたんおつ)の香廚(こうちゅう)より掠(かす)め来らせましたる」〈露伴・新浦島〉
か‐の‐よ【彼の世】
あの世。来世。「—にさへ(極楽往生ヲ)妨げ聞こゆらむ罪のほどを」〈源・総角〉
かぶ‐の‐ぼさつ【歌舞の菩薩】
1 極楽浄土で歌舞を演じ、如来を賛嘆して往生した人を楽しませるという菩薩。 2 舞姫。美人。転じて、遊女・芸者。「仲の町—は後ろ帯」〈柳多留・六五〉
かまくら‐ななくち【鎌倉七口】
鎌倉へ入る七つの入口。名越(なごえ)・朝比奈・巨福呂(こぶくろ)坂・亀ヶ谷(かめがやつ)坂・化粧(けわい)坂・大仏坂・極楽寺坂の七つの切通しをいう。鎌倉七切通し。
かりょうびんが【迦陵頻伽】
《(梵)kalaviṅkaの音写。妙声・美音・妙音鳥などと訳す》雪山(せっせん)あるいは極楽浄土にいるという想像上の鳥。聞いて飽きることない美声によって法を説くとされ、浄土曼荼羅(まんだら)には...