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迦陵頻伽の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

美しい声のたとえ。また、声の非常に美しいもののたとえ。あるいはヒマラヤ山中にいる想像上の鳥の名で、まだ殻にあるときに美しい声で鳴くともいい、極楽浄土にすみ、比類なき美声で鳴く想像上の鳥ともいう。浄土曼陀羅じょうどまんだらの絵などでは上半身は美女、下半身は鳥の姿で描かれている。▽仏教語。梵語ぼんごkalavinkaの音写で、仏典では「好声鳥」「逸音鳥」「妙声鳥」などと訳されており、この鳥の比類のない美声を仏の声にたとえている。
出典
『大荘厳論経だいしょうごんろんきょう
用例
その声ざまの美しさは、極楽に棲むとやら承った伽陵頻伽にも劣るまじい。<芥川竜之介・きりしとほろ上人伝>

迦陵頻伽の解説 - 学研 四字熟語辞典

声が美しいもののたとえ。とても美しい声で鳴くという想像上の鳥の名前。ヒマラヤ山中、あるいは極楽浄土にすむという。
注記
梵語ぼんごのカラヴィンカを音訳した仏教のことば。仏典では「好声鳥」「逸音鳥」「妙声鳥」などと意訳されており、仏や美人の声をさす。
出典
『大荘厳論経だいしょうごんろんきょう』八

迦陵頻伽の解説 - 小学館 デジタル大辞泉

(梵)kalaviṅkaの音写。妙声・美音・妙音鳥などと訳す》雪山 (せっせん) あるいは極楽浄土にいるという想像上の鳥。聞いて飽きることない美声によって法を説くとされ、浄土曼荼羅 (まんだら) には人頭・鳥身の姿で表される。

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