こんかいこうみょう‐じ【金戒光明寺】
京都市左京区黒谷町にある黒谷浄土宗の総本山。山号は紫雲山。開創は安元元年(1175)、開山は法然。浄土宗四箇本山の一。室町期には公武の尊崇を受けるが、応仁の乱後衰退。山越阿弥陀像および地獄極楽図...
こんじき‐どう【金色堂】
内部を金箔(きんぱく)などで飾った阿弥陀堂。極楽浄土を象徴する。 岩手県西磐井(にしいわい)郡平泉町の中尊寺にある藤原清衡(ふじわらのきよひら)・基衡(もとひら)・秀衡(ひでひら)3代の廟堂...
ごく‐らく【極楽】
1 《(梵)Sukhāvatīの訳》仏語。阿弥陀仏の浄土。西方十万億土のかなたにあり、広大無辺にして諸事が円満具足し、苦患(くげん)のない、この上なく安楽な世界。浄土教の理想とする仏の国で、念仏...
ごくらく‐あんようじょうど【極楽安養浄土】
「極楽1」に同じ。
ごくらく‐いん【極楽院】
奈良市にある元興寺の極楽坊の旧称。→元興寺 ⇒空也堂(くうやどう)
ごくらく‐おうじょう【極楽往生】
[名](スル) 1 極楽に生まれ変わること。 2 安らかに死ぬこと。「—を遂げる」
ごくらく‐おとし【極楽落(と)し】
ネズミ取りの一種。金網のかごで作り、中にえさを入れておいて、ネズミが入るとふたが閉じて捕らえる仕掛けのもの。ねずみ落とし。極楽。
ごくらく‐かい【極楽界】
「極楽1」に同じ。
ごくらく‐じ【極楽寺】
神奈川県鎌倉市極楽寺町にある真言律宗の寺。山号は霊鷲山。開創、正元元年(1259)、開基は北条重時、開山は忍性。江戸時代に荒廃したが、多数の古文書・寺宝を所蔵する。
ごくらくじ‐ざか【極楽寺坂】
神奈川県鎌倉市長谷から極楽寺に通じる坂道。鎌倉七口の一つで、新田義貞の鎌倉攻めのときの古戦場。極楽寺の切り通し。