いたり‐せんさく【至り穿鑿】
《「いたりぜんさく」とも》 1 細部にわたって知りたがること。「ああ貴君(あなた)も—なさります」〈一葉・にごりえ〉 2 粋(いき)の限りを尽くすこと。ぜいたくを極めること。「この如く人知らぬ物...
いたわ・る【労る】
[動ラ五(四)] 1 ㋐弱い立場にある人などに同情の気持ちをもって親切に接する。気を配って大切に世話をする。「病人を—・る」 ㋑労をねぎらう。慰労する。「選手を—・る」 ㋒手当てを加える。養生す...
いちエーがた‐ちょうしんせい【Ⅰa型超新星】
連星系を成す白色矮星に伴星からガスが流入し、太陽質量の約1.4倍(チャンドラセカール限界)を超えたときに生じる超新星。分光学的には水素の吸収スペクトルがないⅠ型超新星に分類され、加えてケイ素の吸...
いち‐かく【位置角】
天球上の二点の位置関係を表す角。ある点と天の北極とを結ぶ線を基準とし、他の点を東回り(反時計回り)に測った角度。
いちじ‐せんい【一次遷移】
植物群落の遷移において、種子や胞子などがまったく存在しない場所に侵入・定着すること。海底火山の噴火によって形成された直後の島や、溶岩流が冷えて固まった場所での遷移をさす。既存植生の一部が失われて...
いちねん‐おうじょう【一念往生】
1 臨終のときに一度だけ阿弥陀仏を念ずれば、極楽に往生するということ。 2 浄土真宗で、阿弥陀仏の名号を唱えていれば極楽に往生できるということ。
いちねん‐ぎ【一念義】
浄土宗の一派で、法然(ほうねん)門下の幸西らの異端的主張。極楽に往生するには信心だけでよく、念仏を必要としないと説く。⇔多念義(たねんぎ)。
いちビット‐つうしん【1ビット通信】
人工衛星や宇宙探査機などに何らかの異常が生じ、通信が極めて困難な場合に行われる通信手段。機体の状態を把握する単純な問いかけに対し、イエスとノーに相当する回答を電波のオンとオフによって行う。日本初...
いちぶつ‐じょうど【一仏浄土】
仏語。仏が住んでいる浄土。特に、阿弥陀仏の極楽浄土。一仏土。
いちれん‐たくしょう【一蓮托生】
1 仏語。死後、極楽の同じ蓮華の上に生まれること。 2 結果はどうなろうと、行動や運命をともにすること。「死ぬも生きるも全員—だ」